昔の話シリーズの続きです。

モヤシ・・じゃなくて、ハヤスの無音な移動法にハラハラする日々が続き、私なりに、事前に察知する方法を編み出そうとしましたが、徒労に終わる日々が続きました。

幽霊にビクビクすることはストレスでしたが、この頃は、とても忙しく、休み時間もほとんど取らずに働いていたので、ハヤスと間違えて、いちいち幽霊に反応したり、幽霊を視認する時間を、すごく無駄だと感じるようになりました。

思えば、私はこうして幽霊に対しての免疫ができていったのかもしれません。
ある日、私がピリピリと忙しく仕事をしていると、背後で止まった足音がしました。
幽霊か、ハヤスのどっちかです。

私は、チラリと下後方をみると、足が見えました。
ハヤスっぽいです。

すると、後ろから


と声が聞こえました。

私が振り返ると・・・



ただの幽霊でした。

猛烈に腹がたちました。
当時の私に私が除霊ができていたら、即座に除霊してやるところです。
私がバハムートなら、メガフレアを喰らわせているところです。
忙しいのに、振り向くための労力と時間を使った自分にも猛烈に腹が立ちました。

そして、その怒りは、かわいそうなハヤスに向けられることとなったのです。。。